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Final Cut ProでH.265のVR(360°)動画を書き出す方法

2022年7月28日

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Final Cut Proで編集したVR動画を書き出したいのですが、H.264でしか書き出せません。

H.265で書き出す方法はないのでしょうか。

Aさん
のろさん

安心してください。

Final Cut ProでもH.265で書き出すことができますよ。

こんな方におすすめ

・Final Cut Proで編集したVR動画の容量を少しでも圧縮して書き出しがしたい

・とにかくH.264ではなく、H.265で書き出したい

Final Cut Proで編集したVR動画をH.265で書き出すことはできるのか?

まず、はじめにH.264とH.265について確認しておきます。

H.264やH.265は動画圧縮規格のひとつであり、動画コーデックと言われます。

H.264は、正式には「H.264/MPEG-4 AVC」という動画コーデックです。

現在では世界中で使用されており、youtubeなどでも設定されている圧縮の方式です。

H.265は、正式には「H.265/MPEG-H HEVC」という動画コーデックです。

こちらは、H.264の約2倍の圧縮率を誇り、H.264の約半分の容量で同じ画質を表示することができます。

圧縮規格については、他所にお任せするとして本題に移ります。

Final Cut Proで編集したVR動画をH.265で書き出すことはできるのか?

答えはYESです。H.265書き出すことができます。

ただ、少しポイントがありますので説明します。

H.265で書き出す方法

まずは、Final Cut ProでVR動画を編集します。

そして、編集が完了したらVR動画を書き出すことになります。

書き出しは画面右上のマークをクリックします。

すると、いくつかの出力先が選択できるかと思います。

通常ならば、ファイルを書き出すを選択するかと思いますが、それではH.264でしか書き出すことができません。

そのため、Appleデバイス4Kを選択します。

そして、ビデオコーデックという項目をクリックします。

すると、H.264、HEVCが選択できるようになりますのでHEVCを選択します。

最初に説明したように、H.265はHEVCと表現されますのでこちらがH.265ということになります。

ちなみにHEVCは、High Efficiency Video Codingの略称です。

選択が無事に完了すると、このように表示されているはずです。

あとは、次へを押して保存すればH.265で書き出すことができます。

ただ、これだけでは少し不十分です。

.m4vを.mp4に変換する方法

ここまでの流れでH.265に圧縮してVR動画を書き出すことに成功しました。

しかし、このままではAppleデバイス用に書き出されたVR動画となってしまいます。

こちらのファイルをそのまま開くとApple TVのアプリが起動するかと思います。

Appleデバイスのみで視聴するならばこのままでも良いのですがWindowsやYoutubeでの活用を考えると.mp4に変換しておく必要があります。

簡単に変換できますので覚えておいてください。

ファイルの上で右クリックをして、名前を変更を選択します。

次にm4vのところにカーソルを合わせて、mp4と入力します。

拡張子を.m4vから。mp4に変更してもよろしいですか?と聞かれますので、.mp4を使用を選択します。

これで、MP4ファイルに変換することができました。

まとめ

Final Cut Proで編集したVR動画をH.265で書き出す方法、.m4vから.mp4に拡張子を変更する方法について確認しました。

知らないとできないけど、知っていると簡単にできるものですのでご活用ください。

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