少年野球のバットが改正されるって聞いたんですが、今ウレタンバットを使っていて大丈夫なんでしょうか?


2025年12月15日に正式な通知が出ましたね。実は、卒業年度によって考え方が変わるんです。順番に整理すると、判断しやすくなりますよ。
少年野球バット使用ルール改正とは?【2025年12月15日通知】
全日本軟式野球連盟より、2025年12月15日、少年野球におけるバット使用ルール改正に関する通知が出されました。
2029年(令和11年)シーズンから、「選手の安全面を考慮」することを目的に、学童および少年においてバットの外表面にウレタン・スポンジ等の弾性体を取りつけたバットの使用を禁止します。
今回の改正で注目されているのが、ウレタンバットの今後の扱いです。
なぜバットのルールが改正されるのか
ルール改正の背景には、次のような理由があります。
- 打球速度の上昇による安全面への配慮
これまで主流だったウレタンバットは、「飛距離の出やすさ」というメリットがある一方で、安全面では課題も指摘されてきました。
全日本軟式野球連盟の通知文がこちらです。
ウレタンバットはいつまで使える?【保護者が一番気になるポイント】
多くの保護者の方が気になるのが、「ウレタンバットは結局いつまで使えるの?」という点です。
結論としては、すぐに全面禁止になるわけではなく、移行期間が設けられています。
そのため、重要なのは
👉 お子さんがいつ少年野球を卒業するか?
👉 今後も野球を続けるかどうか?
この2点です。
【結論】卒業年度別|少年野球バットの考え方
ここからは、卒業年度ごとに現実的な選択肢を整理します。
2028年度までに少年野球を卒業する場合
▶ ウレタンバットを使用するのも「あり」
この世代のお子さんであれば、ウレタンバットを選ぶことは、十分に合理的です。
その理由
- ルール変更前に卒業する可能性が高い
- すでに慣れているバットを使い続けられる
- 無理な買い替えによる負担を避けられる
「改正があるから」といって、今すぐバットを替える必要はありません。
2029年度でも少年野球をしている場合
▶ 使える時まで使うのもあり or 先を見越すのもあり
この世代は、最も判断が分かれるところです。
選択肢① ウレタンバットを使える時まで使う
- すでに購入済みなら、最後まで活用(2028年度まで)
- 公式に使用可能な期間は問題なし(2028年度まで)
選択肢② 金属・カーボンバットへ早めに移行する
- 中学野球を見据えた準備ができる
- 新しいバットに慣れる時間を確保できる
- 将来的な買い替え回数を減らせる
お子さんの成長や、「中学でも野球を続ける予定かどうか」を基準に考えるのがおすすめです。
金属バット・カーボンバットは本当に不利?
「ウレタンより飛ばないのでは?」と心配される方も多いですが、最近は事情が変わってきています。
金属・カーボンバットのメリット
- 芯で捉える技術が身につきやすい
- 打撃フォームが安定しやすい
- 中学・高校野球への移行がスムーズ
短期的な結果より、長い目で見た成長を重視する家庭では、早めの移行を選ぶケースも増えています。
バット選びで後悔しないために保護者が考えるべきこと
ルール改正があると、どうしても焦ってしまいがちですが、大切なのは次の3点です。
- 卒業年度はいつか?
- 今後も野球を続けるか?
- お子さん自身がどう感じているか?
「正解は一つ」ではありません。
家庭ごとの状況に合わせた選択が、結果的に満足度の高い判断になります。
まとめ|少年野球バット改正は「学年別」に考えれば大丈夫
最後に、今回の内容をシンプルにまとめます。
- 2028年度までに卒業
→ ウレタンバットを使用するのもあり - 2029年度でも少年野球を継続
→ 使える時まで使うのもあり
→ 先を見越して金属・カーボンに替えるのもあり
2025年12月15日の通知は、「今すぐ変えなさい」というものではありません。
移行期間を設けています。
正しい情報を知ったうえで、お子さんにとってベストな選択をしていきましょう。