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少年用バットを買いたいんですけど、種類が多すぎて…。J号対応とかJSBBとか、正直よく分からなくて…。


大丈夫です。少年用は、まず公式戦で使えるルール(JSBB)を押さえて、次に長さ→重さ→バランスの順で選ぶと迷子になりません。お店で素振りが難しいときのチェック方法も紹介します。
結論
先に結論をお伝えしておきます。
少年用軟式バットは「ルール→長さ→重さ→バランス」で決めると失敗しにくいです
1.公式戦で使えるか(JSBBのルール・所属リーグの規定)
2.長さ(身長に合う範囲)
3.重さ(振り切れるか)
4.バランス(トップ/ミドル/カウンター)
最初に確認
公式戦に出るなら「JSBB公認マーク」は必須です(特に金属・複合)。
軟式(JSBB系)の大会・公式戦では、用具規定を満たしていないと使えない場合があります。
JSBB(全日本軟式野球連盟)のFAQでは、バットについて次のように整理されています。
- 金属バット・ハイコン(複合)バットは「JSBBマーク付きの公認品」に限る
- 木製バットは公認制度の適用外
- 後付けの加工・改造は不可(例:タイカップ等)
- グリップテープの巻き替えはOK(ただし巻きすぎて“第2のコブ”を作るのはNG)
- 小学生が大人用バット(金属製)を使用すること自体は可能(J号球は少年用・大人用バットを使用可)
※とはいえ、実際には「大人用は重くて振れない」ケースが多いので、基本は軟式少年用から選ぶのが安心です。
【重要】弾性体(ウレタン等)バットは、今後の使用制限も要チェック
複合(いわゆる“ウレタン打球部”など)のバットを検討しているなら、ここは必ず押さえてください。
JSBBは、2029年(令和11年)シーズンから学童(小学生)・少年(中学生)で、外表面にウレタン・スポンジ等の弾性体を取り付けたバットの使用を禁止すると公表しています。さらに2026〜2028年は移行期間で、移行期間中でも学童は「一般用バット」の弾性体バットは使用できない旨も示されています。公益財団法人 全日本軟式野球連盟
「今は使える」でも、大会の方針や買い替えタイミングに影響するので、購入前にチーム(所属連盟)のルールも確認しておくと安心です。
ステップ1:長さの選び方(少年軟式用)|身長目安+簡単チェックでOK
長さは、合っていないと一気に振りにくくなります。まずは目安を決めてから調整するのがスムーズです。
身長別|長さ・重さの目安(軟式少年用)
以下は「目安」としてよく使われるサイズ感です。
- 110〜120cm:長さ 64〜68cm/重さ 350〜450g
- 120〜135cm:長さ 70〜74cm/重さ 380〜480g
- 135〜145cm:長さ 75〜76cm/重さ 400〜550g
- 145〜155cm:長さ 78〜79cm/重さ 500〜600g
- 155〜160cm:長さ 80〜81cm/重さ 600〜650g
長さの“自宅チェック”3つ
- バットを地面に立てて、腰骨あたりの高さか確認
- 胸〜指先の長さと近いか確認
- 腕の長さ×1.3を目安にする
この3つはだいたい近い数字になります。「真ん中くらい」を選ぶと外れにくいです。
ステップ2:重さの選び方|「振り切れる」が最優先です
重いバットは当たり負けしにくい一方、合っていないとフォームが崩れてミート率が落ちます。
まずは振り切れる重さを優先しましょう。
お店で素振りできるなら「可能な範囲で」試せばOK
理想は軽く振ってみることですが、スペースや混雑で難しいこともあります。できればでOKです。
素振りが難しいときの代替チェック
お店で振れない/新たにネットで買う——そんなときは、次のチェックが役に立ちます。
チェック①:構えて10秒キープ
バットを構えて10秒止めます。
- 肘が上がりすぎる
- 手首が反ってつらい
- すぐ下ろしたくなる
この場合は、長すぎる/重すぎる/トップ寄りで負担が大きい可能性があります。
チェック②:片手で軽く持ち上げて、先端に負けないか
グリップを片手で持って、無理のない範囲で軽く持ち上げます。
- 先端が落ちて手首が負ける → 重い or トップ寄りの可能性
- 安定する → 扱いやすい可能性が高い
「振る前の段階」での見極めとして優秀です。
チェック③:今のバットと“差”をつくりすぎない
買い替えの失敗で多いのが、いきなりスペックを変えすぎることです。
- 長さを一気に伸ばす
- 重さを一気に上げる
この2つは違和感が出やすいので、迷ったら近いスペックから入るのが安全です。
チェック④:グリップの太さは「握りやすさ」で決める
手が小さい子が太すぎるグリップを握ると、力が入りづらくなります。
握ったときに、指が窮屈すぎないか/滑りそうで不安がないかを見てください。
ステップ3:バランス(重心)の選び方|トップ・ミドル・カウンターの違い
同じ重さでも、振り心地が変わるのがバランスです。
- トップバランス:先端寄りに重心/飛距離を出しやすいが、負担は増えやすい
- ミドルバランス:中心付近/クセが少なく万人向け
- カウンターバランス:手元寄り/力がまだ強くない子でも振り抜きやすい
迷ったら、まずはミドル。
「振り遅れやすい」ならカウンター寄り、「しっかり振れて飛ばしたい」ならトップ寄りが目安です。
素材はどう選ぶ?(少年用軟式バットの定番3タイプ)
木製(竹含む)
- ミート練習に向きやすい
- 公式戦の扱いは大会ごとの規定確認(木製は公認制度の適用外)
金属
- 耐久性が高く、扱いやすいモデルが多い
- 公式戦想定ならJSBBマークを確認
複合(ウレタン等)
- 打感が良く、設計次第で強い打球が出やすい
- 今後の使用制限(2029年〜)を踏まえて選ぶ 公益財団法人 全日本軟式野球連盟
ついでに:バッティングセンターで自前バットを使うなら注意
バッティングセンターの球は硬めで、複合(ウレタン)バットがへこむリスクがあるという注意喚起もあります。
練習場所がバッティングセンター中心のご家庭は、使い分けも検討すると安心です。
よくある質問(少年軟式用)
Q. JSBBマークがあれば絶対に公式戦で使えますか?
基本は安心材料になりますが、大会によってはローカルルールがあることもあります。
最終的には所属連盟・大会要項も確認しておくと確実です。わからなければ所属チームの監督やコーチに聞いてみましょう。
Q. グリップを太くしたい。テープを厚く巻いてもいい?
巻き替え自体はOKですが、巻きすぎて“第2のコブ”を作るのはNGとされています。
まとめ
少年用軟式バットは「ルール適合」と「振り切れる感覚」で決まります。
バット選びは、ポイントを絞ると一気にラクになります。
- 金属・複合はまず JSBB公認マーク
- 次に 長さ→重さ→バランス
- お店で素振りが難しいなら、10秒キープ/片手持ち/今のバットとの差で十分チェック可能
- 複合(弾性体)は 2029年以降の使用制限も頭の片隅に
